現在、他のページと記号の使い方を統一するため見直しをしています。
複素周期関数と素粒子の関係
ここでは素粒子が持つ性質と複素周期関数の関係を調べていますが、目的は素粒子の特性を解明ることではなく複素周期関数が素粒子の特性と関係があることを示すことにあります。
説明の都合で「第七話」で説明した内容と重複する部分があることを了承してください。
ここで使用する記号は下記の通りです。
a_NA.P : Server A の波の点 P における Count
a_NB.P : Terminal B の波の点 P における Count
a_MA.P : Pが移動したとき通過した Tenho の数
a_MA..B: AB間の Tenho の数
このとき式 (4 -1)により
a_NA = a_NA.P + a_MA.P 式(7.1-1)
a_NB = a_NB.P + a_MB.P 式(7.1-2)
である。
ここでは点 A を中心とする波を検討するので、座標の原点を A とすると
a_NA = a_NB + a_MA..B 式(7.1-3)
である。
ここで式 (7.1-1),(7.1-2),(7.1-3) を用いて素粒子 A が ZsA と ZtB に従っ て P まで移動する式を次に示す。ここで、ZsA は Server A の波であり ZtB は Terminal B の波である。
ZsA.P = exp(iw × a_NA.P ) 式(7.1-4)
ZtB.P = exp(−iw × a_NB.P ) (35) 式(7.1-5)
Pst(P) = exp(iw × (a_NA.P − a_NB.P )) (36) 式(7.1-6)
• 関数 ZsA.P と ZtB.P は式 (7.1-4),(7.1-5) 以外に少なくとも下記の関数があり得る。
ZsA.P = −exp(iw × a_NAP ) 式(7.1-7)
ZtB.P = −exp(−iw × a_NBP ) 式(7.1-8)
ZsA.P = i × exp(iw × a_NAP ) 式(7.1-9)
ZtB.P = i × exp(−iw × a_NBP ) 式(7.1-10)
ZsA.P = −i × exp(iw × a_NAP ) 式(7.1-11)
ZtB.P = −i × exp(−iw × a_NBP ) 式(7.1-12)
• a_NA = a_NB + a_MA..B を式 (7.1-6) に用いると次の式になる。
Pst(P) = exp(iw × (a_NAP − a_NBP ))
= exp(iw × ((a_NA − a_MA.P ) − (a_NB − a_MA.P ))
= exp(iw × (a_NA − a_NB))
= exp(iw × a_MA..B) 式(7.1-13)
この式は Potential が距離だけで決まり特定の素粒子を Terminal としないことを示すの で光子が Terminal の動きに追随するという前提と矛盾する。そこで、複素数の波が次に 示すタイプの関数であるとする。
複素数の波の詳細
素粒子を関数 (7.1-4) 及び (7.1-5) を持つ素子の集まりと考えます。この素子を S 素子及び T 素子と名付けます。両方をまとめて ST素子 と呼ぶことにします。
A と B が持っているこの ST素子の数を mA 及び mB とする時、素粒子が持つ関数はこれらの値を情報として持っているはずです。
この情報が関数に取り込まれるときの違いによって、素粒子は常に光速で移動するタイプ と光速以下での移動が可能なタイプなどに分かれると考えます。
点 P が Server A から Terminal B に移動するときに注意を要する事があります。それはServer A の波の中心点です。点 P が光速で移動している間の Server の波の中心点は光速移動を始めた位置 A ですが、点 P が停止するとその点が新たな Server の波の中心になるはずです。Terminal の波は移動中も点 P の位置が波の中心になると思われます。それによって Terminal の位置の変化を光子などに知らせることができます。
タイプ 01 光速以下で移動が可能な素粒子
素粒子が次の Tenho に移動するときは光速ですが、光速での移動と停止を繰り返して進むときは平均するとその速度は光速以下になります。このような動きをする素粒子は下記の関数で表せます。
P は点 A が光速で移動している時の点 A の位置です。Server の波の中心は光速移動直前の点 A の位置です。
ZsA.P = mA × exp(iw × a_NAP )
ZtB.P = mB × exp(−iw × a_NBP )
P (P) = ZsA.P × ZtB.P = mA × mB × exp(iw × (a_NAP − a_NBP )) 式(7.1-14)
: この式において、点 P が光速で移動するとき a_NAP = 0 かつ a_NBP = 0 とすると、 P (P) = mA × mB となる。よってこの式の点 Pは光速で移動可能である。
: a_NA − a_NB = a_MA..B であるから式 (7.1-14) は次の式に変換できる。
P(P) = mA × mB × exp(iw × ((a_NA − a_MAP ) − (a_NB − a_MAP )))
= mA × mB × exp(iw × a_MA..B) 式(7.1-15)
: タイプ 01 の素粒子 A は次に示す位置 (a_MA..B) においては Count に関係なく存在で きる。即ち、その位置に滞在できるので平均すると光速以下の移動が可能になる。
w × a_MA..B = 2πn
a_MA..B = 2πn/w 式(7.1-16)
n = 0, 1, 2, 3....
: この素粒子は a_MA..B = 2πn/w の位置以外には滞在できないので速 度 Co で通過することになる。
:: この結果、素粒子 A が滞在できる位置は点 B からの半径が 2πn/w と なる球面上である。
:: 複素周期関数の媒体はTenhoである。この各球面上に存在する Tenho の Potential の総和が同じであると考えると 個々の点の Potential は 距離の二乗 に反比例する。これは重力に相当し、この素粒子の mA および mB は質量に相当する。
タイプ 02 反力を持つ素粒子
: 重力作用は素粒子が近づくほどポテンシャルが大きくなるのであるから、電子に作用す る斥力は離れるほどポテンシャルが大きくなることになる。
: これは P st(P) < 0 のとき成り立つので、式 (7.1-9) と (7.1-10) を用いる。
: mA 及び mB の代わりに記号 eA 及び eB を用いる。
ZsA.P = ieA × exp(iw × (a_NA − a_MA.P ))
ZtB.P = ieB × exp(−iw × (a_NB − a_MA.P ))
P(P) = ZsA.P × ZtB.P
= −eA × eB × exp(iw × a_MA..B) 式(7.1-17)
タイプ01と同様に考えると、このPotentialは滞在できる球面が中心から遠くなるほどマイナスが小さくなる、即ち Potential が大きくなるので反発力が生じることになる。
タイプ 03 光速で移動する素粒子
次の式(7.1-18)の波を持つ素粒子 A が移動を始めるとその位置 Pにある素粒子は光速で移動する。
ZsA.P = exp(wi × mA × a_NAP ) 式(7.1-18)
ZtB.P = mB × exp(iw × a_NBP ) 式(7.1-19)
P(P) = ZsA.P × ZtB.P
= mB × exp(wi × (mA × a_NAP − a_NBP )) (53) 式(7.1-20)
この式は式(7.1-15) と異なり距離に依存しない。
また、粒子 P が光速で移動しているとき上の式で NAP = 0 かつ NBP = 0 とすると Pst(P) = 1 である。また NAP と NBP は同時に Count を増やすので、位置 P にある素粒子は常に光速で移動する。
修正記録
2024-12-23: 記号を統一するために見直した。詳細は第4話参照